今回は口語でネイティブスピーカーがよく使う so bad を取り上げます。使い方次第で全く違ったニュアンスになりますよ。
まず、普通の意味で「とても悪い」の例文を見ていきましょう。
The weather in Tokyo was so bad.
東京の天気はとても悪かった。

so を使うと so~that… 「とても(あまりに)~なので that 以下」の構文にすることが多いです。
The weather in Tokyo was so bad that we couldn’t enjoy our sightseeing.
東京の天気がとても悪かったので、私達は観光を楽しめなかった。
Tom’s attitude towards the customer was so bad.
トムのそのお客に対する態度はとても悪かった。
Tom’s attitude towards the customer was so bad that he got fired.
トムのそのお客に対する態度はとても悪かったので、くびになった。
The smell of durians is so bad.
ドリアンのにおいはとても臭い。
The smell of durians is so bad that most people hesitate to eat them.
ドリアンのにおいはあまりにも臭いので、ほとんどの人が食べるのをためらう。

では、次にネイティブスピーカーがカジュアルな会話でよく使う so bad です。
「悪い」意味ではなくなります。
・主にwant と一緒に使って、「~したくて仕方がない、めっちゃ~したい」
I want to meet Tom Cruise so bad.
トム・クルーズに会いたくてたまらない。
Lisa wants to study abroad so bad.
リサはすごく留学したがっている。

Taro wants to have a cat so bad.
太郎はめっちゃ猫を飼いたがっている。

I want to drink beer so bad.
実際は文法的に動詞を修飾しているので、bad(形容詞)ではなく、badly(副詞)が正しいですが、カジュアルな会話では bad がよく使われています。
I want to drink beer so badly.
すごくビールが飲みたい。
副詞の badly の場合は、so がなくても「とても、非常に」の意味で使えます。
仲の良い友達同士などカジュアルでは so bad 、普通の会話では so badly を使ってみてください。
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