私には日本語が上手なイギリス人の友人がいます。彼女は大のアニメ、漫画ファン。日本語はアニメから学んだ、と言っています。実際、日本のアニメは世界各国でとても人気がありますね。この「アニメ」という日本語は “animation”という英語を短くして使われています。ところが!この「アニメ」は ”anime”として英英辞典で調べると以下のように書かれています。(英英辞典に載っているということは英語として認められているのですね)
Japanese films made using characters and images that are drawn rather than real, or one of these films.
Cambridge dictionary
「実体ではなく絵で描かれたキャラクターやイメージを使って作られた日本の映画(フィルム)」
ということで、”anime” という英語は「日本のアニメ」を指すのです。
こんな風に日本語をそのまま英語として使うようになった語句は他にもあります。
今回は日本文化関連で英英辞典に記載されている語句をいくつかご紹介します。
kimono
a long, loose piece of outer clothing with very wide sleeves, traditionally worn by the Japanese
Cambridge dictionary
manga
Japanese comic books that tell stories in pictures
emoji
a digital image that is added to a message in electronic communication in order to express a particular idea or feeling
otaku
in Japan, a young person who is very interested in and knows a lot about computers, computer games, anime (= animated films), etc., but may find it difficult to talk to people in real life
karaoke
a form of entertainment, originally from Japan, in which recordings of the music but not the words of popular songs are played, so that people can sing the words themselves
(引用はすべてCambridge dictionaryより)
’カラオケ’ はずいぶん前から使われていますね。発音は「キャラオキ」みたいに聞こえますが。
他にも結構ありますが、特に食べ物に関する日本語は、寿司’sushi’ わさび’wasabi’ 照り焼き’teriyaki’ 天ぷら’tempra’ などなど、そのままで通じます。日本の食文化は強いですね!