今回はお金の話です。アメリカのお金の単位はご存知のようにドルで、英語では dollar(s) です。でもネイティブはよく buck(s) という単語を使っています。何でしょうね?
- buck(s) とは
英英辞典で buck を調べると a dollar と書いています。
複数形は bucks です。
なんで buck って言うの?
buck(バック)という言葉が dollar(ドル)を指すようになったのは、アメリカの植民地時代にさかのぼります。その当時、鹿の皮(buckskins)が一般的な交換手段として使われていました。特に、1700年代の北米では、開拓者たちは先住民族と物々交換を行っており、その際に鹿の皮が通貨のように使われていました。
例えば、1748年の文書には、ウィスキー1バレルが「5 bucks」と同等の価値があると記されています。
1792年にアメリカ合衆国のドル硬貨が初めて鋳造された後も、bucks という言葉は通貨としての意味を保持し続け、それが現代に至るまでドルの俗語として使われています。
例文)
Can I borrow 20 bucks?
20ドル貸してくれる?
My grandpa gave me 50 bucks!
おじいちゃんが50ドルくれた!
※ 主にアメリカドルですが、カナダでも bucks は使えます。
- アメリカの硬貨の呼び名
アメリカの硬貨には、それぞれ独特の名前があります。それらの名前は、硬貨の価値や素材、歴史などに由来しています。
※ カナダでも使います
1 cent = penny ペニー
5 cents = nickel ニッケル(発音はニックルに近い感じ)
10 cents = dime ダイム
25 cents = quarter クォーター
※ 100 cents は 1 dollar です。
お店などでも “Do you have a dime?” と聞かれることがあるので、覚えておいた方が良いです。
私が初めてアメリカに行った時はコインの名前がなかなか覚えられず、買い物でドキドキしました。
ま、現代は現金よりカードですが。
Enjoy shopping!
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