フォニックス①では英語の『有声音と無声音』について説明しました。まだ読んでいない方は①から読んで頂くと②が理解しやすいかと思います。
こちらから↓
結論から言います!
単語の最後の音が有声音 → 後ろにつける s や ed も有声音
単語の最後の音が無声音 → 後ろにつける s や ed も無声音
例で確認してみよう!
単語の最後の音が有声音の複数形
複数形の s は発音記号では [z] (ズに似た音)で有声音
bag – bags
bag の g の音は声を出して発音する有声音(喉に手を当てるとビリビリ震える)で
それに続く s も有声音となります。
apple – apples
computer – computers
smartphone – smartphones
camera – cameras
window – windows
単語の最後の音が無声音の複数形
book – books
book の k の発音は摩擦や破裂で発音する無声音(喉に手を当てるとビリビリ震えない)で
それに続く s も無声音となります。
shop – shops
cat – cats
neck – necks
例外もあるよ
【例外】
単語の最後の音が発音記号で[s] [z] [∫] [tʃ] [dʒ]の場合 es をつけて [iz] (ィズのような音)で有声音になります。
bus – buses
quiz – quizzes(zをもう1つ書いてes)
dish – dishes
peach – peaches
bridge – bridges
*seで終わるもので発音が[z]のものも nose – noses (ノゥズィズ)
*houseは houses[haʊ.zɪz](ハウズィズ)のように ses の部分が変化します
動詞の三単現のsや 過去形の ed も同じルールで発音するよ。
単語の最後の音が有声音の動詞
三単現の s は発音記号では [z] (ズに似た音)で有声音
過去形の -ed は発音記号では [d] (ドに似た音)で有声音
play – plays
play – played
call – calls
call – called
carry – carries
carry – carried
arrive – arrives
arrive – arrived
単語の最後の音が無声音の動詞
三単現の s は発音記号では [s] (スに似た音)で無声音
過去形の -ed は発音記号では [t] (トゥに似た音)で無声音
look – looks
look – looked
work – works
work – worked
hope – hopes
hope – hoped
【例外】
単語の最後の音が発音記号で[s] [z] [∫] [tʃ] [dʒ]の場合 三単現の s は es (eで終わる単語はsのみ)をつけて [iz] (ィズのような音)で有声音になります。
pass – passes
freeze – freezes
wash – washes
watch – watches
judge – judges
※過去形の ed に関してはこの法則は関係ありません。
例)
judge のように最後の音が [dʒ] 有声音なら judged の ed も有声音[dʒʌdʒd]
wash のように最後の音が [∫] 無声音なら washed の ed も無声音[wɒʃt]
音の関係、おもしろいね!
細かい発音は「学校では教えてくれなかった」と言う人が多いですね。
実際、私の生徒さんも間違えていた人がいます。
例としては likes を ライクズ、liked を ライクド
正解は likes:[laɪks] liked: [laɪkt]
ke (k) は破裂音の仲間で無声音です。喉の奥で舌と口蓋で空気の流れをふさいだ後、舌全体を前に向かって押し、空気が口の外へ流れるようにします。
お読みいただいてありがとうございます。
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