英語学習法として歌で英語を覚える、という方法もありますね。中学教科書ではビートルズやカーペンターズの歌も取り上げられています。
ここでご紹介するのは The Beatles ”Hello, Goodbye” (John Lennon and Paul McCartney 1967年) です。歌詞で使われている単語はとても簡単なものばかり。反対の意味になる単語を組み合わせていて面白いし、とてもリズミカルな曲なので覚えやすいです。
「韻を踏む」という表現を聞いたことがありますか？英語の詞や歌詞はリズム良くするために同じ音で終わる単語を繰り返す部分があります。
例えば、no と go は発音記号では[ou]という二重母音の音で終わっています。
他に見つけられますか？
You say yes, I say no
You say stop and I say go go go,
*
Oh no
You say goodbye and
I say hello
Hello hello
I don’t know why you say goodbye,
I say hello
Hello hello
I don’t know why you say goodbye,
I say hello
I say high, you say low
You say why and I say I don’t know,
*(repeat)
Why why why why why why do you say goodbye, goodbye?
Oh no
*(repeat)
You say yes (I say yes)
I say no (But I may mean no)
You say stop (I can stay)
and I say go go go (Till it’s time to go),
Oh no *(repeat)
どうでしたか？見つけられましたか？ low, know, hello も同じ[ou]の音でしたね！
青い下線部の good-bye, why, high はどうでしょう？３つとも[ai]という二重母音の音で終わっています。これらも韻を踏んでいます。
以下はこの曲についてWikipediaからの引用です。名曲はこうして生まれたんですね！
「ハロー・グッドバイ」は、レノン＝マッカートニー名義となっているが、実質的にはポール・マッカートニーが単独で書いた楽曲となっている。作詞には、ブライアン・エプスタインのアシスタントであったアリステア・テイラーが関係している。
テイラーは、マッカートニーの自宅を訪問し、ビートルズの楽曲の歌詞の書き方を尋ねた。すると、マッカートニーはハーモニウムを演奏しながら、テイラーに対し「この世に存在する相対するものを叫んでみて」と要求。テイラーが「black and white, yes and no, stop and go, hello and goodbye」と答えたことから本作が生まれた。
シングルは、イギリス、アメリカ、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアなど多数の国のシングルチャートで第1位を獲得した。
