英語講師をしていて英語初心者の生徒さんからよく聞く言葉が
「先生、英語が聞き取れないんです」
そりゃそうでしょう。日常生活では日本語を使っているんですから。
でも聞き取れる英語もあるんじゃないですか?一応学校でも英語を習っているので。
例えば “Good!” “Thank you.” “Nice to meet you.” “May I help you?” などなど『よく知っている表現』
また、文全体が聞き取れなくても単語だけ聞き取れることがありますよね。それらの単語は『よく知っている』『自分でも発音できる』単語ではないですか?
つまり、
『意味も大体知っていて、正しく発音できる単語』は聞き取れるんです。
ただし、

英語はリズミカルな言語なので文の中では各単語に強弱があるよ。
単語1つ1つにも強く発音する部分が決まってるしね。

文の中でつながる音や消える音もあるよ。

えええええ!めっちゃ大変!
そこで今回は『単語』の発音に焦点を置きます。
① 正しく発音できない単語は聞こえない
皆さんは新出単語を見たとき、どのように発音していますか?
勘で読む?
発音記号をチェックして読む?
電子辞書やオンライン辞書で音声を聞いてから真似する?
↓発音してみてください↓
guitar
英語から遠ざかっていた英語初心者の方々は、ほとんど『ギター』って日本語と同じように発音します。
実際、どうでしょうか?
発音記号は [gɪtάɚ(米国英語), gɪtάː(英国英語)] (Weblio辞書参照)
‘ と付いているストレス(強勢)部分を見ると guitar の a を強く発音することが分かります。日本語だと gui の部分「ギ」を強めに発音しますよね。英語は tar の方が強いのです。

発音記号見てもよく分かんないや
と言う人が多いと思います。昔は発音記号も単語帳に書いて覚えたものですが・・・
今は便利な時代なんで、発音が聞ける電子辞書やオンライン辞書を使って良いです!
では『Weblio辞書』さんのページで発音を聞いてみてください。
guitar ← クリックすると辞書にリンクされます
どうですか?日本語で発音している『ギター』とは違いますよね。
自分で思っている発音と違って聞こえると知っている単語でも未知の単語に聞こえることがあります。
固有名詞や人名でもそうです。『マイケル』を英語で発音できますか?
Michael ← クリックすると辞書にリンクされます
『マイクル』みたいに聞こえて「え?マイクルって言ったの?マイクって言ったの?知らない単語か?」なんて考えてしまいます。
日本人にとっては「英語かな?」って思って日常使っているカタカナの単語がリスニングでは違って聞こえて全体を聞けなくしていることもあります。
また間違って発音してしまうと簡単な単語なのに「通じないっ!」となって自信をなくします。
そういう単語はたくさんあります。
↓時間があったら正しい発音を聞いてみてください。
他にもたくさんあります。ご自分でもこのカタカナ語はどう発音するのかな?ってチェックしてみてください。※カタカナ語が全部英語とは限りません。

今日のまとめ
『正しく発音できない単語は聞こえない』
新出単語はもちろん、知っている単語でも発音はチェックしよう!
特にストレス(強勢)の位置をきちんと知って発音する。
そうすれば、日本人が不得意と言われている th / f / v / r などの発音などが少々下手でも通じることが多いです。私の経験では、ストレスの位置が違っていると「はぁ?」”Sorry?”って聞き返されることがありました。
それと
日本人は英会話に自信がないので、声が小さくなりがち。
腹式呼吸で口や舌もきちんと動かして相手に聞こえる声で話しましょう!

あなたの英語学習を応援しています!
次回は『つながる音』の予定です。
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